お厚いのがお好き?
- 作者: 小山薫堂(企画),富増章成,小山薫堂,益田ミリ,華鼓
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2010/03/02
- メディア: 文庫
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あらすじ・内容
タイトルは知っていても、多くの人が読んだことがない世界の名著。
世界で最も難しい本を、世界で最も易しく読み解いたフジテレビ系番組『お厚いのがお好き?』が本になりました。
読むきっかけ
これは、ずいぶん前に、単行本を古本屋で購入しました(↑で紹介しているのは文庫本ですが)。
テレビ番組は数回見たくらいだったかな?
立ち読みして面白かったので、即買いでした。
良かったところ
我が家の本のリストラを免れて、今も生き残っている本です。
単行本は、装丁が好みで紙の質感も良く、置いておきたくなります。
哲学書や古典などを面白く易しく解説しているのですが、そこに出てくるイラストが秀逸。
『すーちゃん』の益田ミリが描いているのですが、このイラストがあるからこそ、この本の良さが100%出せていると思います。
小山薫堂氏の企画力は、いつもながらの面白さなので、これを本にするには、どうしたらベストか?というところが腕の見せどころなんですよね。
今でも、哲学書や古典を読みたいなあ、と思った時の選書本として現役です。
作者に対して思うところ
小山氏が関わった番組→書籍化、っていうのはよくあるのですが、昔、『カノッサの屈辱』が本になった時にも、凝った本だなあ、と思ったのは懐かしい思い出(もう手元にありませんが)。
面白番組をどのように本に編集するのか、ここはセンスにかかっています。
一度読んで終わり、みたいな本じゃなくて、何度も読み返したくなる本を切望しています。
こんな人におすすめ
読む本のジャンルが偏っているなあ、と感じている人
古典や哲学書を食わず嫌いしている人
他に読んでみたい本
小山薫堂(企画)著『なおかつ、お厚いのがお好き?』←続編が出ているのを知らなかった。