ほんだより

ひとり読書会。その日の気分で選書します。

水引と桜の共通点

五輪エンブレム騒動が、とんでもない方向に進んでますが、なんとか丸く収まることを祈りたいです(笑)

 

先日書いた記事で、

kamomemaru.hatenablog.com

 

桜と水引の招致エンブレムについて取り上げましたが、そのどちらにも、キーとなる人物として、「榮久庵憲司」という名前が出てきました。

 

桜の招致エンブレムは、美大生がデザインしたことで有名ですが、榮久庵憲司氏が監修したそうです。

水引の招致エンブレムは、榮久庵氏がデザインしました。

 

こういった背景を調べてみるまでは知りませんでしたが、どちらも日本的な美しさがデザインされており、知らず知らずのうちに共通点を見出していたのかもしれません。

 

榮久庵氏がデザインされたもので有名なのは、

キッコーマンの卓上醤油瓶

コスモ石油ロゴマーク

JRA日本中央競馬会)ロゴマーク

ミニストップハウスロゴ

・東京都シンボルマーク

などなど。

 

両親は広島の出身で僧侶だった父の跡を継ぐため1945年江田島海軍兵学校から原爆が投下された8月の終わりに広島市へ入る[3][4][6]。実家の戒善寺は爆心地から500メートルのところにあった[7][8]。焼け野原に焼けただれた寝台の枠や鉄かぶと、自転車、路面電車が壊れてひっくり返っていた。消えようとしているモノたちの助けてくれと言う叫び、一方で四輪駆動ジープに乗ったGIのポケットには、チューイングガムチョコレート。モノ不足は辛く、進駐軍ユートピアに見え、壮絶な地獄絵とモノへの憧れが重なった[5]。父の跡を継いで仏門に入ろうとした時期もあったが、この体験が榮久庵をデザインの世界に向わせた。

 榮久庵憲司 - Wikipedia

 

その後、日本の工業デザインの第一人者にまでなったようですが、それまでにいろいろな物語がありそうです。

榮久庵氏は、今年の2月に亡くなりましたが、こんな騒動があるまで、知らなかったのが残念です。

著作本が図書館にいくつかあるので、予約してみようかな。

  

デザインに人生を賭ける

デザインに人生を賭ける

 

 

幕の内弁当の美学―日本的発想の原点 (朝日文庫)

幕の内弁当の美学―日本的発想の原点 (朝日文庫)

 

 

*****

 

榮久庵氏の会社のGKって、京阪のデザインやってたんや〜(最寄り駅が京阪なので超親近感)。

中之島線の駅とか格好良いもんな〜

車両のシートの座り心地もいいし^^

京阪電気鉄道・デザインワークス_KEIHAN Electric Railway Design Works | 株式会社GKデザイン総研広島

 

 

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