ほんだより

ひとり読書会。その日の気分で選書します。

わたしのウチには、なんにもない。3

 

 あらすじ・内容

なんにもない暮らしをしながらも、物欲が強いゆるりまい。

そんな著者がモノとの上手なつきあいかたを紹介する。

 

読むきっかけ

ここまで読んだ手前、3巻を読まざるを得なくなったので(笑)

古本屋で帯付きのほぼ新品を1080円→598円で購入しました。

 

良かったところ

自分のモノとの付き合い方を見つめなおすきっかけになったところは良かったです。

私の家にある食器は、安いものから高いものまで様々ありますが、使用頻度はほぼ変わりません。

高いから大切にする、というのではなくて、この料理にはこの食器が使いやすいから、という理由で存在しています。

なので、安い食器でも、リストラする理由がないので、高い食器にトレードしようとは思いません。

この本を読んで思ったのは、著者はいつも捨てる理由を探しているということ。

でも、長く持つことにも憧れるので、捨てない理由として、良い物(ブランド物や職人物)を選んでいます。

大好きな鞄も、安物だったら手荒に扱ってすぐにダメにするので、高いものがいいらしいです。

私は安くても、使いやすくて気に入ってるなら、手荒には扱いませんが。

あと、捨てたくないほど気に入っているのに、捨てたい場合(矛盾してますが)、別の用途に使用するらしいです。

お気に入りのミルクパン→猫の水飲み容器

お気に入りの陶器の入れ物(だったと思う。図書館に本を返却したので確認できず)→下着入れ

ミルクパンは使わないなら、使用頻度の低い物を置く棚にしまって、下着は容器に入れずともタンスにしまえばいいのでは、と思いました。

 

作者に対して思うところ

作者は捨て魔なのに、物欲が強すぎるという矛盾をはらんでいるようです。

これは本当に厄介だと思います。

旦那さんは、捨てたくない派で物欲がないらしい(捨てたくないので、自らモノを増やそうとしないらしい)。

旦那さんのほうが、なんにもない暮らしをする素質があると思います。

作者は、「トランクケースひとつで暮らしたい」と言っていますが、物欲が強い人はまず無理です。

 

こんな人におすすめ

人気ブロガーがおすすめする商品を欲しくなっちゃう人

ブランド大好きな人

安いものは使い捨てと思っている人

 

 

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