わたしのウチには、なんにもない。1
わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります
- 作者: ゆるりまい
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: 単行本
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あらすじ・内容
汚屋敷だった自宅を東日本大震災をきっかけに見直し、新居で何にもない生活をすることに。
読むきっかけ
図書館に置いていない著者の本を読んでみたかったので、古本屋で購入することにしました。
帯付きのほぼ新品を1080円→398円で買えました。
良かったところ
東日本大震災で、本当に必要な物ってこんなに少ないんだ、と目覚めるところは良かった。
モノの在処がすぐに分かるようにしておくことは、震災対策の上で大切なことなんだと、汚屋敷に住んでいた著者が、身を持って体験したことを教えてくれています。
ただ、必要以上に物を減らすところは、なかなか常人では難しいので、ここがこの作者の他の人と違うところであり、持ち味なのかな、と思います。
◎著者がなくても暮らしていける物、として共感できるもの
・トイレマット・カバー(ないほうが掃除がしやすい)
・歯磨き用コップ(コップを置くスペースが勿体無い)
・三角コーナー(調理の時にダイレクトにゴミ箱に入れてしまう)
・洗い桶(食洗機があるので、つけ置きする必要がないからかも)
・沢山の本(図書館にお世話になってます)
・ファンヒーター(そもそも持ってない)
◎著者が持っていて、我が家にないもの
こたつ(地べた生活は自堕落に通じると思っているので、こたつは大敵。ソファの前にコーヒーテーブルも置いていません)
◎著者がなくても暮らしていける物、として共感できないもの
ミトン、キッチンタイマー、計量スプーン、バスタオル、バスマット、テレビ台、ソファ
ここらへんはあったら便利なので、何かで代用する、ということはないかなあ。
これも、ミニマリストとかいろんな人達がいるので、見解の相違の問題なのですが。
作者に対して思うところ
『なんにもない部屋のもの選び』でうっすら感じていたことが、この本を読んで明確になりました。
作者は、汚屋敷時代は、何でもとっておくコレクター気質だったこと。
『なんにもない部屋のもの選び』で、物の用途と選び方が、コレクター気質を持った人特有のセレクトだな、とは思っていましたが、やはりそうでした。
コレクター気質の人は、基本ずっと持っておきたい人なので、手放さなくていいように、いいものを選ぶことに注力する。
モノに対する愛情(執着)が大きい。
コレクター気質じゃない人は、便利で気に入ったものだったらずっと使うけど、さらに便利なものがでたら、乗り換えることを厭わない。
モノを手放すことが容易にできる。
この違いなんじゃないかな、と思います。
コレクター気質+ミーハー気質の人は、一番散財する傾向があるので要注意です。
コレクター気質じゃなくて物欲がない人は、荷物一つで暮らせる人だと思います。
あくまでも個人的見解ですが。
こんな人におすすめ
汚屋敷の住人、または住人だった人
そこそこ部屋が片付いてきたけど、リバウンドがこわい人
他に読んでみたい本
ゆるりまい著『わたしのウチには、なんにもない。』2〜4巻