なんにもない部屋のもの選び
あらすじ・内容
ものを捨てまくって、なんにもない家に暮らす、ゆるりまい。
そんなゆるり家に生き残った「究極の品々」を、写真&イラスト満載で一挙公開。
暮らしに必要なものが見えてくる、ゆるりまい流、バイヤーズガイド。
読むきっかけ
『なんにもない部屋の暮らしかた』と同時に図書館で予約していました。
良かったところ
すぐ読めます。
読んでみてビックリだったのは、何ひとつ持っているものがかぶっていなかったこと。
ここに紹介されている品々は、どちらかというと「匠の技」のような、伝統工芸品が多いです。
例えば、著者は猫の餌や食洗機用洗剤を、お気に入りの「野田琺瑯」の容器に入れています。
こんまりさんの「ときめくものだけ残す」という考え方に共通しているのかな。
対して、私といえば、ワンタッチで密閉できる「ジップロックコンテナー」に文鳥の餌や食洗機用洗剤を入れています。
1日のうちに一瞬しか出番のないものに関しては、「簡単に密封できる」「容器が軽くて扱いやすい」という実用性を重要視しています。
インテリアや部屋の片付けのベクトルは同じように見えて、私の場合は、全てのものを1軍にしよう、という気概がそれほどないのかもな、という気付きができたところが良かったです。
作者に対して思うところ
靴用の豚毛のブラシは我が家にもありますが、著者は豚毛の国産歯ブラシを愛用しているところにかなりのこだわりを感じました。
やっぱり私はというと、歯ブラシの素材自体にはこだわりはなく、かかりつけの歯医者さんが勧める機能性重視の歯ブラシを使っています。
↑素材は豚毛ではなくナイロン素材ですが、磨きやすいです。スウェーデンのTePe社製歯ブラシ。右は、歯科用ハミガキ。どちらも、歯医者さんに行ったついでに買ってきます。
こういうところにも、向いているベクトルの違いを感じます。
匠の技よりも、かかりつけの歯科の先生を信用してしまいます。
なるほど。だから、本に紹介されているものをひとつも持っていなかったのか(笑)
こんな人におすすめ
ときめくものだけに囲まれて暮らしたい人
コレクター気質の人
洗剤のラベルを剥がして白いボトルにしている人
他に読んでみたい本
ゆるりまいの図書館に置いていない本